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僣上
「僣上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僣上の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
八 「私のお父上のご生存中は、田沼という男も今日のように、ああも
僣上な真似はしなかった」 「それはさようでございましょうとも。殿のお父上右近将監....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
き者に嫁入してはと御家従のあなたが御心配なすッて連て行れたも御道理、決して私めが
僣上に岩沼子爵の御令嬢をどうのこうのとは申ませぬから、金円品物は吃度御持帰り下さ....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
てよいあんばいにやっているのであろうから、私如き俄百姓が、疝痛を起こすなど、甚だ
僣上至極。慎まざるべけんや。 だが、無用の配給に検討を加えたら、有用の配給が国....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
た薄給の若い人が、よい生活をしたがり、先輩と交際を競うようなことがあれば、これは
僣上の沙汰です。 それからまた妻君がだらしなくて、主人の収入を全部消費し、まだ....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
キだと世間から見られているのは、殆んど趣味や教養の問題としてではなくて、大本教の
僣上沙汰にあるのである。つまり王仁三郎や大本教そのものの社会的比重に就いての測定....