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「億兆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

億兆の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
よだかの星」より 著者:宮沢賢治
一体どんなものだい。たかが鳥じゃないか。おまえのはねでここまで来るには、億年兆年億兆年だ。」そしてまた別の方を向きました。 よだかはがっかりして、よろよろ落ち....
運命」より 著者:幸田露伴
ら当り、臣天命を知る、何ぞ民意を問わん、というの豪懐を以て、天下を鼓動し簸盪し、億兆を鳥飛し獣奔せしめて憚らず、功成って少師と呼ばれて名いわれざるに及んで、而も....
鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
好悪と、年齢とに関係する問題である。そしてそれらの者が人に由って異っている以上、億兆の人の生活を一片の既定した貞操倫理で律することの出来ないのは明白である。或女....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
善社趣意書 維昔天孫豊葦原を鎮め給いしより、文化|東漸し、今や北海|辺隅に至る迄億兆|斉しく至仁の皇沢に浴せざるものなし。我が一家亦世々其恵を受け、祖先の勤功と....
学者安心論」より 著者:福沢諭吉
原因に非ずして人心変革の結果なり。 天下の人心すでに改進に赴きたりといえども、億兆の人民とみに旧套《きゅうとう》を脱すべきに非ず。改進は上流にはじまりて下流に....
三国志」より 著者:吉川英治
は、彼らの中の真理であって、万民俗衆の真理ではない。この地上の全面を占めるものは億兆の民衆で、隠士高士のごときは、何人と数えられるほどしかおるまい。そういう少数....
三国志」より 著者:吉川英治
もかく、呉の国八十一州の百姓庶民が、魏軍の馬蹄に蹂躙される憂き目におちるのだ――億兆の呉民のために、見のがしてくれ」と、哀願した。 すると、徐庶は、 「それは....
」より 著者:中谷宇吉郎
りの粒子とかいう程度の即ち高倍率の顕微鏡で見える位のものは、分子の数からいえば何億兆という莫大な数字を以て現わさねばならないものである。しかし大気中には特に上層....