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優勢
「優勢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
優勢の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
の弱点は、その具体的手段が見付からないことだった。だから日と共に防衛殲滅論の方が
優勢になっていった。しかしながら、この防衛殲滅論も百パーセント決定的勝利が得られ....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
引っこぬき、ぶすりと敵の背中を刺して倒します。そうなれば、三本腕の兵の方が、絶対
優勢です。そうじゃありませんか」 「ああ、なるほどなるほど」 それを聞くと、今....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
性にふさわしいものと思われたためであった。カントもまたこの二つの方向の中で一方が
優勢であるというふうに考えた。これはデカルトの仮定したように諸質点が当初からある....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
り縦隊がよいとの意見も出ていたのでありますが、軍事界では横隊論者が依然として絶対
優勢な位置を占めておりました。 ところが横隊戦術は熟練の上にも熟練を要するので....
「金属人間」より 著者:海野十三
大乱闘《だいらんとう》になった。ものすごい死闘《しとう》であった。金属Qの方が
優勢《ゆうせい》になった。かれは、どこから出るのか、くそ力を出して、手あたりしだ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
だ。ふしぎだ。ふしぎはふしぎであるが、なんという愉快なことであろう。こっちは絶対
優勢、向うは白旗をかかげるほかはない。 そのとき提督は、自分の席についた。彼の....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
……」 「行くなら、十分の用意をしてからのことです。三万メートルの高空において、
優勢な敵と戦って、かならず勝つ準備が必要ですぞ」 「
優勢な敵というと……。すると....
「火星兵団」より 著者:海野十三
中から兵団のことや何かについて、知らせが集って来た。
「わが火星兵団は、たいへん
優勢であります。この分ではモロー彗星に衝突する日までに、地球をすっかり占領してし....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ていました。敵のロケット隊長の戦況報告によれば、わが秘密艦隊はこのところたいへん
優勢であります。怪塔王と戦っている二人にとって、これくらい嬉しく、そして力づよい....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
リと下ってくる一方です。 そのときピピーッと汽笛が鳴ると、こんどは機関車の方が
優勢になったものか、逆に向うへジリジリと押しかえしてゆきます。怪人は機関車の前に....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
艦が二隻並んでこちらへ進んで来ているのです。潜水艦の二倍もの快速力で走り、そして
優勢な大砲を積んでいるという、潜水艦にとっては中々の苦手、その駆逐艦が、しかも二....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
う。それも相手を油断させるためなんです。ですが、実は、われ等は極東において絶対的
優勢の地位に立とうと、戦備に忙しいのです。わが大英帝国は、東洋殊に中国大陸を植民....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
はなきか?』 悪霊の存在――善を捨てて、悪に走るほど慨歎すべきものはない。汝は
優勢なる魔群の存在を不思議に思うらしいが、事実はその通りであり、而かもそは毫も怪....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
心としたる思想の潮流はだいたいアウフクレールングスツァイトで、英、米、仏の思想が
優勢を占めておった。単に
優勢というくらいでなく、澎湃として洪水のごとく侵入してき....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
横隊、縦隊の利害は戦術上の重大問題として盛んに論争せられたが、大体に於て横隊説が
優勢であった。一七九一年仏国の操典(一八三一年まで改正せられなかった)は依然横隊....