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「儲け仕事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

儲け仕事の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
全紙一枚ズリとすれば一部実費二銭八九厘であがる 同感者の無料散布に適し又テキヤの儲け仕事としてもよろしいよ....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
「使うことは大有りさ。年中時期を選ばず、氷の中で漁業が出来らあね。これは大した儲け仕事だよ、年中休みなしで漁獲があるんだからね」 「えへっ、そんなに年中儲けて....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
ると、マリ子という女は、一体どうしたわけのひとなんだね」 「あれは、すこしばかり儲け仕事をした女にすぎない。無論中国人ではなく、われわれと同じ国籍をもっているん....
見えざる敵」より 著者:海野十三
、火星の生物の毛ででもあったら、こいつは素晴らしい新聞の特種だ。よオし、こいつは儲け仕事だ。オイ、ワーニャ、お前すぐ編集次長のカメネフを電話でよびだせ」 「でも....
時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
したが、そのとき咄々先生はからからと笑って、 「やあ、なにを騒ぐぞ。これも商人の儲け仕事の一つさ。つまり石材の値が、高くはねあがる見込みだと一般に思わせて、大儲....
東京要塞」より 著者:海野十三
揄われ、彼の男は顔赤らめて云うには、実はここだけの話だが、この頃おれは鳥渡うまい儲け仕事にいっているんだ。毎朝或る場所へゆくと、そこで目隠しをしたまま自動車に乗....
共産党公判を傍聴して」より 著者:宮本百合子
級的な心持を胡魔化すのです。さもなければ、後藤静香の勤労学校のようにひどい山師の儲け仕事なのです。 それから又、高岡只一はソヴェト同盟の裁判と監獄についても語....
イオーヌィチ」より 著者:神西清
生はただもやもやと、なんの感銘もなく、なんの想念もなく過ぎてゆく。……昼のうちは儲け仕事、晩になるとクラブがよい、おつきあいの相手と来たらカルタ気ちがいか、アル....
たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
会などでも大いに奨励し、農家も儲かることであるから誰も彼も狸を飼っているのだが、儲け仕事は長く続かず、この一両年の時局柄で毛皮の売れ行きがとんと跡絶えた。また飼....
競馬」より 著者:犬田卯
小遣銭をかせぎ出すことさえ不可能な村人達は、何か幸運な、天から降って来るような「儲け仕事」をことに最近熱烈に要求した。 馬券を買うなどということもその一つの現....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、見損なうな。伝次は、畜生ではないぞ。盲のお子や尼御前を害めるような腕は持たぬ。儲け仕事とは何ンだ。山分けとは何ンだ。この外道めが」 それに対して、なおまだ、....