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元箱根
「元箱根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
元箱根の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
一緒に行こうという。しかも三十一日の当日は朝のうちに俄雨、午後は曇天で霧が深い。
元箱根までわざわざ登って行って、雨天順延では困ると、二人はすこしく躊躇していたが....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
八月八日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津町前羽村字前川より(芦ノ湖及び
元箱根風景(※)、宮ノ下全景(※)、湯本温泉全景(※)、玉垂の滝(※)、箱根神社....
「箱根熱海バス紀行」より 著者:寺田寅彦
らしく見える。植物社会学者にでもこれに関する詳しい解説を聞いてみたいものである。
元箱根町でまた自動車がつかえて動かなくなった。向うから妙な行列が来る。箱根観光博....
「旅の旅の旅」より 著者:正岡子規
戯れつつ力餅の力を仮《か》りて上ること一里余杉|樅《もみ》の大木道を夾《はさ》み
元箱根の一村目の下に見えて秋さびたるけしき仙源に入りたるが如し。 紅葉する....
「呼ばれし乙女」より 著者:岡本かの子
てた。 「僕が望んでいた曲の感じを掴えたよ、ありがとう千歳さん」 二人は夕方、
元箱根の物静な旅館に入った。入浴が終ると千歳は縁側に出て空を仰ぎながら言った。 ....