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元素
「元素〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
元素の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
Blanqui の夢
宇宙の大は無限である。が、宇宙を造るものは六十幾つかの
元素である。是等《これら》の
元素の結合は如何に多数を極めたとしても、畢竟《ひっき....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
のだ。水を考えようとする場合に、それを水素と酸素とに分解して、どれ程綿密に二つの
元素を研究したところが、何の役にも立たないだろう。水は水そのものを考えることによ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ーテル。上層の純粋な天の気、後に宇宙エーテルとして、火、空気、土、水の外の第五の
元素とされたもの。 次にゲーアは『沸き上る、荒涼な海』ポントス(Pontos)....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
業をもいちいち記入して裁きの日に備えるといわれている。 29 七と四――七天と四
元素。 31 礼堂――イスラム教徒の礼拝の場所。 〃 火殿――拝火教の聖火奉安所....
「金属人間」より 著者:海野十三
うものはいったい何だと、ちょっと考えてみなければなるまい。 Qなどという記号の
元素は、九十二または九十三の
元素表《げんそひょう》の中にまったく見出されない。そ....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
、この国の微妙なる光に展きますると、森羅万象、人類をはじめ、動植物、鉱物、一切の
元素が、一々ずつ微細なる活字となって、しかも、各々五色の輝を放ち、名詞、代名詞、....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
うことが書いてあるね」 「そうなんだ。つまり、今日わが地球上において知られている
元素は九十二種あるが、あの緑色がかったねじの頭のようなものは、その九十二種以外の....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
めであった。 たいへんな仕事とは、なんであろうか。それはムーア彗星にある超放射
元素で、ムビウムという非常に貴重な物質を採ることであった。 ムビウム超放射
元素....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
ろう。その材料について、予は左記の如き分子式を想像するが、この中には、地球にない
元素が四つも交っているので、もしルナ・アミーバーが渡来したときには、面白い研究材....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ましょう。 ここに一つの花があって、人がそれを焼けば枯れて焼けうせる。その花の
元素が何であろうとも、どこかへ消散してしまって、それを見受けることも出来ず、ふた....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
べてを通じて共通した平等的方面がある。いかなるものもそれが物質的のものならば必ず
元素から成り立っている。
元素は原子から成り立っており、原子は電子から成り立ってい....
「妖怪学」より 著者:井上円了
妖怪も、みなこれを包有せるをもって、世間普通の種々雑多の妖怪は、妖怪の一分子、一
元素にも足らざるものなり。果たしてしからば、その大妖怪はなにものなるや。狐か狸か....
「迷信解」より 著者:井上円了
家の説には、「天地は万物の父母、五行は天地の用」といいて、五行をもって天地万物の
元素のごとくに信じておる。その気の天にありていまだ形を結ばざるを十種に分かちて十....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
」点において起こるところの興奮は、次第に相伝えて「波」に達す。これを神経組織の一
元素とす。しかれども、高等動物および人類の神経組織は、かくのごとき単純なるものに....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の国に伝来し、加うるに当時ギリシアの古文学再興せるをもって、新旧相合して文明の新
元素を醸成するに至れり。これ、すなわち今日の文明の起源なり。そのいわゆるインド、....