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「兄じゃ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兄じゃの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
「まてまて、今参る今参る。ちょっと今大変なのじゃ。今参る、今参る。――そらみい。兄じゃ、よう見い。傷もあるぞ」 「ま! 御機嫌およろしゅうてなにより……。お色つ....
黒百合」より 著者:泉鏡花
わず遣るぞ。癪じゃ、第一、あの美人は、私が前へ目を着けて、その一挙一動を探って、兄じゃというのが情男なことまで貴公にいうてやった位でないかい。考えてみい、いかに....
丹下左膳」より 著者:林不忘
お言葉さえあるに、恐れ入ったただいまの御仕儀《ごしぎ》。これが尋常《よのつね》の兄じゃ弟じゃならば、当方は蔵前取りで貴殿は地方《じがた》だ。ゆくゆくお役出でもす....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ずです。あの広場で膝をついてまでも……無理にそうさせます。でなかったら、もう僕の兄じゃありません!」 「ははあ、ではまだ御計画中なんですね。あの人から直接に出た....