兆す[語句情報] »
兆す
「兆す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兆すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
人々が争って飲む光景。この街上の葡萄酒は、後にこの区域から始った大革命の流血を前
兆するのである。ここに描かれたサン・タントワヌ街の窮乏と汚穢との画面はその臭いま....
「三国志」より 著者:吉川英治
「否とよ大王、一旦のお怒りに駆らるるは、上乗に非ず、すべからく蜀の内部に衰乱の
兆すを待って、大挙、軍を向け給え」と、いさめた者がある。 諸人が、何人かと見れ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 そして、ついでに、 「いま貴国の強兵を以て魏を攻めらるれば、魏は必ず崩壊を
兆すであろう。わが蜀軍が不断に彼を打ち叩いて、疲弊に導きつつあるは申すまでもあり....