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先世
「先世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
先世の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
は従五位|下だ。元弘二年|新田義貞を輔けて、鎌倉を攻め、北条高時の一族を滅ぼす、
先世の讐を復すというべしとしてありますよ。」 「みんな戦場を駆け回った人たちなん....
「富貴発跡司志」より 著者:田中貢太郎
を非に枉げて良民を害したから、府君が上界に奏して、罪を加えようとしておるが、彼は
先世に陰徳があって、姑く不義の富貴を享けておることになっておるから、数年の時間を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
下って、鎌倉どのの御命よんどころなく、この地で、ご生害を見るなども、仏法でいう、
先世の宿業とやらでございましょうか」 「…………」 「つい、徒らに遠くで不覚な袖....