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先乗り
「先乗り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
先乗りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
そすぎたれ、不夜城のにぎわしさ! 明るさ! 引手《ひきて》茶屋に着くと、いつか、
先乗りが触れ込んでいたと見えて、芸者、太鼓持が、かごを下りる姿を見かけて、ずらり....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
云ったのは頬髯のある武士で、「なかったら今度は伊豆の方へ行こう」 「いわば我々は
先乗りで、探りさえすればいいというものさ」こう云ったのは段鼻の武士。 「永生の蝶....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
取る物も取り敢えず駈けつけて来たのでございますよ……」 ――この一行の探検隊の
先乗りとしてずっと前から、南洋へ渡っていたレザール探偵は、ラシイヌ探偵からの電報....