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「先史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

先史の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
に残っている各種の遺跡に照し合わせて推測するところの学術……たとえば文化人類学、先史考古学、原始考古学なぞいう学問は学術上無価値のものといえようか。科学的の研究....
科学論」より 著者:戸坂潤
化理論が生物の進化と人類の生物からの進化とを証明している。そしてその後は人類学や先史学が説明する。それから初めてディルタイやリッケルトを累わす「歴史」が始まるの....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
上の先行条件とする。一般的にダーウィン説と呼ばれて好い進化論は、この抽象面とこの先史的時間点とに於て、唯物史観と交錯する。だが唯物史観のプロパーな問題は、人間社....
先駆的な古典として」より 著者:宮本百合子
ハオーフェンのこの「宗教をもって世界史の決定的な槓杆とした」研究も、未踏であった先史の中に第一歩を印した古典として、読まるべき意義を失ってはいないのである。 ....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
らが満幅の奇を思うままに発揮した椿岳の真生活であって、軽焼屋や油会所時代は椿岳の先史時代であった。 椿岳の浅草生活は維新後から明治十二、三年頃までであった。こ....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
漢の時代である。これが日本民族の歴史時代のはじまりである。それより前のこの民族の先史時代がこの島においてどれだけつづいていたかはわからぬが、長い、長い、年月であ....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
いわゆる人代についての記載の前に置かれそれと連接しているために、神代を学問の上で先史時代と呼ばれている時代と同じもののように考える通俗の見解があるらしいが、それ....
アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
のが古代の墳墓であっただろうという想像を裏書するように思うのであります。北海道の先史時代に於ける山上の遺跡としては、(1)祭場、(2)墓場(ストーンサークルなど....