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先進
「先進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
先進の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
またアルハーゼン(Alhazen)が光学に関する大著述を出しているが、これは彼の
先進者らがこの学問に関して仕遂げたすべてを凌駕したものと言われている。 紀元一....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
立遅れを一挙に回復することも敢えて難事ではない。時局が大急転するときは、後進国が
先進者を追い越す機会を捉えることが比較的に容易である。科学教育の徹底、技術水準の....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
つた。しかるに第一次大戰以後、敗戰國もしくは後進國において、敗戰から立上り、或は
先進國に追いつくため、自由主義よりも更に能率高き統制主義が採用された。ソ連の共産....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
くいのである。 しかし、社会問題としての癩は、その解決が必ずしも至難ではない。
先進諸国の例に見ても、隔離政策の徹底的遂行によって、癩はほとんど絶滅あるいはそれ....
「惜別」より 著者:太宰治
年、二十二歳の二月、無事横浜に上陸して、日本だ、これが日本だ、自分もいよいよこの
先進国で、あたらしい学問に専念できるのだ、と思った時には、自分のそれまで一度も味....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ン・プリングルとチェスタア・コンクリン共演の喜活劇を上映していた。ほかのいわゆる
先進国、ことに日本の私たちは、もっとシンプルな享楽を享楽し、より謙遜な歓喜を歓喜....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
・ソサィティ会長オリバ・ロッヂ卿……これら諸大家の足許にも及ばぬ者が掛かる偉大な
先進の努力と研究とのあるを全く知らず、先入が主となるので、井底の蛙の如き陋見から....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
板に直線的でなく、立体的波動的であるがために、重厚な奥深い響を持つようになった。
先進の注釈書中、この歌に、大海人皇子に他に恋人があるので嫉ましいと解したり(燈・....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
いう有様では、一般小売商店にとっては少なからぬ脅威であります。 これについて、
先進国である欧州においての百貨店の営業振りと、これに対する個人商店の対抗振りとを....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
。不思議な事には両川とも功名心が薄く、各々数年露国に留学して帰朝した後、しばしば
先進の大官から重要の椅子を薦められても決して肯んじないで、一は終生微官に安んじ、....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ければ仏教を学び得たとはいえないのであります。この点が西洋の進歩した学者とシナの
先進学者の脳底に映じてきたのであります。日本に存在せる仏教研究学派が世界に認めら....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
なった。これら二つのいずれの場合にも共通な点は、外交の触手がふれ合うようになった
先進国の文明を取り入れて、自分を補強し変貌することが、その
先進国を相手にまわしな....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
みとなす、維新以降文章頗る体裁を改め、新聞雑誌の世に行わるゝや、文明の魁首社会の
先進たる福澤福地両先生高見卓識常に文を草する言文一致の法を用い、高尚の議論を著わ....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
供せられたる各地有志の諸君、自分の真意を諒として隔意なく調査の便を与えられた部落
先進の各位に対して敬意を表し、特に蓄蔵の豊富なる材料の借覧を許されたる碓井小三郎....
「美食多産期の腹構え」より 著者:北大路魯山人
力ある精神にまではおぼつかないのではないか。ヨボヨボ老人の多数が公園に憩う風景を
先進国に見る事実は、とくと考えて見る必要があろう。私の言う栄養薬的料理、それは小....