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「光り輝く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

光り輝くの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
おしゃれ童子」より 著者:太宰治
した。賞品をもらうときシャツの袖がちらと出て、貝のボタンが三つも四つも、きらきら光り輝くように企てたのでした。家を出て、学校へ行く途々《みちみち》も、こっそり両....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ツォイスに貶された。 (注一〇) アポローに殺された一つ目の巨人たち。 テイアは光り輝く太陽ヘリオスと太陰セレネを生みぬ、 また曙の神エオスも。これらはあまねく....
わが町」より 著者:織田作之助
まで行きゃアる、歯抜きの辰に二円かえしといてくれ、マニラはわいの町や、一つには、光り輝く日本国、マニラ国へとおもむいた――他吉はあっと声も立てずに卒倒した。 ....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
断じて、亡びた過去の宗教ではないのです。昔も今も、今日も明日も、いや未来|永劫に光り輝く、人生の一大燈明なのであります。 つまらぬものは一つもない ところで、....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
いろいろの考えが湧き出して、あたかもダイヤモンドやルビーがその泉の泡の中からでも光り輝くように、宝石のひかりを持った空想が湧き出した。 青年の心には折りおりに....
死者の書」より 著者:折口信夫
長くたなびいて、中央根本堂とも見える屋の上から、画きおろされた、雲の上には金泥の光り輝く靄が、漂いはじめた。姫の命を搾るまでの念力が、筆のままに動いて居る。やが....
唖娘スバー」より 著者:タゴールラビンドラナート
、バニカンタの娘を見ることも出来たでしょうのに。そう、そう、私共のス、あの宝石の光り輝く市の王様の、たった一人娘のスを! けれども、其那工合には行きません。それ....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
現われ、わたしに嬉しい感じを与えた。わたしははっとして立ち上り、木々のあいだから光り輝くもの(月)が昇ってくるのを見た。驚異のおももちで眺めたものだ。それは動く....
反省の文学源氏物語」より 著者:折口信夫
めに「光源氏、名のみこと/″\しう言ひけたれたまふ。……」と書かれているのも、「光り輝く皇族出の公子、噂ばかりでは、何だ彼だと大げさに悪口なども言われていらっし....
レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
える。(両人、無言。最早高殿よりはバイオリンの音聞こえず、夕陽益々美しく音楽堂は光り輝く。やがて、主屋の方にて馬の嘶き、騎士の吹く角の笛、また真鍮の喇叭の音、小....
妖怪談」より 著者:井上円了
くされたものであります。それゆえに、ひとたび日食にでもなりますと、きらきらと星は光り輝くのであります。 さように、われわれの夢は心の中に常に潜在して、ほかの活....
古事記」より 著者:太安万侶
聞いたことがあるか。 ここにタケシウチの宿禰は歌をもつて語りました。 高く光り輝く日の御子樣、 よくこそお尋ねくださいました。 まことにもお尋ねくださいま....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
れば、天地到るところが好意を持って泊めてくれる宿であります。到るところの生活が、光り輝く山河であります。たとえこちらの眼が曇っていて、直ぐにはその好風景は味わえ....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
馬が跳躍し交尾し歓喜する壮観は、それは稀に見るすばらしさだろうとも思える。それに光り輝く光線、風、草いきれ。 それに私は幽霊の二乗を背負って、折角の真夏の旅の....
わが町」より 著者:織田作之助
まで行きゃァる、歯抜きの辰に二円かえしといてくれ、マニラはわいの町や、一つには、光り輝く日本国、マニラ国へとおもむいた、――他吉はあっと声も立てずに卒倒した。 ....