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免許状
「免許状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
免許状の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義人の姿」より 著者:田中貢太郎
。 「私が今日参上いたしましたは、他のことでもございません、紀州の師匠から、弓の
免許状を送って来ることになっております、もしまいりましたなら、何とぞ封のままで火....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
ど繁盛する、値段が途方もなく安いから――天国へ行く切符代の御祈祷も、立派な公民の
免許状も。めいめい速く能を隠すがよい。もしほんとうに重宝だと世間へ知れたならば、....
「光の中に」より 著者:金史良
きはじめた。 「李チャンがおばさんにやってくれと買って来たんだよ。あれも今日から
免許状が下りて一人前になったちゅうて喜んでな」 「どうぞお大事にして下さい」やは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
で、御英名を慕いて推参したということ、兼ねて「英名録」や、その他旗本の要路の紹介
免許状等が口をきいて、一議もなく、快き諒解《りょうかい》の下に、 「暫くお控え下....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
に一人の青年が来て私立大学に通う学資を得る為に運転手をし度《た》い、幸い、自分は
免許状を持って居ると云う事を申出て来たからその話に乗り込んで中古のシボレー一台を....
「薬指の曲り」より 著者:田中貢太郎
になったものでありまして、もとは小学校の教師をしておりました。其の当時は、医師に
免許状を持たした時で、それまで医師をやっていた家へは、内務省からお情け免状をくれ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
、おもにルムフォード伯とベルナードとが世話をやいた。一八〇〇年一月十三日、国王は
免許状に調印され、かつ協会の賛助員となられ、ウインチルシー伯が会長となり、教授に....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
罵られ、思えばこの味わいが恋の誠と俊雄は精一杯小春をなだめ唐琴屋二代の嫡孫色男の
免許状をみずから拝受ししばらくお夏への足をぬきしが波心楼の大一坐に小春お夏が婦多....
「秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
等と貿易をしたのは相当旧くからであるが、それらの国々へ渡航する船舶に対し、官許の
免許状(朱印)を与えて、公に貿易を許可したのは豊臣秀吉で、それは我国の文禄元年、....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ッチンガム伯爵の創立を仰せつかった。これはあまりにも我慢のならぬことだった。創立
免許状は、はっきりと、授爵理由の一つとして、キャデイズ占領の功によりと書いている....
「女の怪異」より 著者:田中貢太郎
人通りのすくない処へ伴れて往って撲りつけ、その場はうまく逃げていたのを捉まって、
免許状をとりあげられているものであった。 「ま、さ、か」と、政雄はおずおずと云っ....