免訴[語句情報] »
免訴
「免訴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
免訴の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
よ/\公判に廻るそうですね」 「はい、近々そう云う都合になるそうです」 「予審で
免訴と云う訳に行きませんでしたかなあ」 「はい、矢張り有罪と極りました。それに」....
「赤旗事件の回顧」より 著者:堺利彦
と思った。多くの被告は「無政府主義万歳!」を唱えて退廷した。婦人連のうち、二人は
免訴となり、二人は執行猶予となった。 わたしは監獄に帰ってから考えた。二年とい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ハ左ノ区別ニ従ウ
一、無罪ノ判決アリタルトキハ手数料ノ三倍トス
二、公訴棄却
免訴 刑ノ免除、又ハ執行猶予ノ裁判アリタルトキハ手数料ノ三倍トス
三、求刑ニ比....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
てた。裁判長は結局弁護士に同意した。そして陪審員らは数分の後、シャンマティユーを
免訴した。
しかし検事には一人のジャン・ヴァルジャンが必要であった。そして既に....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
たのか、どうしてもわからなかった。待ち伏せの晩泥酔していたことが証明されたので、
免訴の申し渡しによって、自由の身となった。彼はまた森の中に逃げ込んだ。彼はガンエ....
「流転」より 著者:山下利三郎
した。唯一の憧れであった蕗子が死んでみれば放浪に出ることなんか意義のないことで、
免訴になったところで何の生き効があるでしょう。中谷へ皮肉な復讐から蕗子と特別な交....
「予審調書」より 著者:平林初之輔
薄弱だったのが、御子息の自首によって、すっかり消滅したのですから。もうすでに予審
免訴と決定して、今度の裁判には、被告としてではなく、証人として法廷へ出ることにな....