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兎の糞
「兎の糞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兎の糞の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
炭の破片を発見した事である、この外には這松の枯れて石のようになりたる物二、三本と
兎の糞二、三塊ありしのみである、この劍山の七合目までは常願寺川等にあるような滑沢....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「いいつけたんだな」 「誰だって、うるさいよ」 「ようし、てめえっちのような、
兎の糞みてえなチビに、挨拶しても仕方がねえ、後から、秩父の熊五郎が返答にゆくから....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
為か何だか私を嘲っているようにも聞える。忌々しい奴だ。これでも喰らえと側にあった
兎の糞を拾って、力任せに投げ付けてやる。 此処は低いが四方が開けているので可な....