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入り替り
「入り替り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入り替りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
ります。朋輩|女郎《じょうろ》たちは年期で出るでなく身請ときいては羨ましいので、
入り替り立かわり、花里の部屋へまいり名残を惜むもありますれば、喜びを申すもありま....
「千鳥」より 著者:鈴木三重吉
に、小さな花瓶に竜胆の花が四五本挿してある。夏二た月の逗留の間、自分はこの花瓶に
入り替りしおらしい花を絶やしたことがなかった。床の横の押入から、赤い縮緬の帯上げ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぽんぽん言っているのに頓着なく、ひきつづいて稲叢の後ろから二人三人と出て来ては、
入り替り立ち替り同じような挨拶を述べるのだから、がんりきもやりきれない。その言う....
「雁」より 著者:森鴎外
掛かっていて、肩から襷を脱したことのめったに無い母親の姿などが、非常な速度を以て
入り替りつつ、小さい頭の中に影絵のように浮かんで来るのである。 食事が済んだの....