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入会地
「入会地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入会地の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
深くはいったスリバチ型の谷に非常に良質のヒノキが自生しているところがある。ここは
入会地ではなくて、所有者がハッキリしていて山番も居り、ひそかにこのヒノキをきりだ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ていますが、江戸幕府の時にも誰の知行所だか不明という人々の立入らぬところで、村の
入会地にもなっておらず、山男の秘密の通路だなぞとも云われておるようなところです」....
「おりき」より 著者:三好十郎
さまだ。 青年 四時にですか? 中年 此処だって……此処は村の草刈場でね、共有の
入会地だ。おとどしだったか、一人でコリコリやってると思ってたら、見る内に麦い蒔い....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
生することは、単語の運命ともいうべきものであるが、自分の知る限においてはそういう
入会地は数多くあって、いまだそれを重ね写しして一般的|区劃ともいうべきものを、定....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
えた名前だ。聞くところによれば、この駅の所在は金沢町・飯詰村・金沢西根村の三町村
入会地で、どの町村名を取って駅に名付けるということも出来ず、磨った揉んだの揚句に....