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「全員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
気付いていたものは、唯の一人も無いと云ってよい。なぜならば、中佐を除いたこの室の
全員は、刻々にせまる太平洋上の空中戦の結果はどうなるか、という問題に、注意力の全....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
として新しき日本を作る基礎をつくれ」という間宮君の説、いずれもまじめで真剣。 「
全員戦死だ」と最後に倉光君が口を開く。「時と所を異にして……」。一同感慨無量。 ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
くからネ」 「よろしくたのむ。だがきみの二つの眼が、このメリー号に乗り組んでいる
全員が持っているただ二つの眼だということをわすれずに大事にしてくれたまえ」 ク....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
開かれた扉のほうへわるびれもせず、進んでいった。博士は、ここしばらくの間が救援隊
全員にとって、もっとも重大なときだと感じていた。 相手は鬼か、神か、魔物か怪物....
「火星探険」より 著者:海野十三
とを本部へ知らせると共に、そこに居合わせた同僚五名に直ちに仕事を中止させ、そして
全員を自動車に乗せ、あの牛乳配達車のいる方向へ向って飛ばしたのだった。 この車....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
ときは、その足で、記者|倶楽部へ出かけていったものである。 倶楽部は、僕の外の
全員が集って、盛んに大きな声で喋っていた。喋るというよりは、喚き合っているといっ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
、狙った「魔の空間」が、音響砲の砲撃のため、故障になって墜落するのを見定めると、
全員を急がせて、その落下の場所へ移動を命じた。あと僅か一|粁ばかりの距離であった....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ると、滑走しているうちに、この島が爆破するかもしれない」 塩田大尉の命令一下、
全員は攻撃機にのりこみました。小浜、帆村の二人は、二番機に席をあけてもらって、そ....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
条少尉は、不運というか細心の注意を缺いていたというか、その下敷となった。さっそく
全員総がかりで、少尉の身体を掘りだしたが、なかなかの重傷で生命のあったのがふしぎ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
か起りそうな気がしてなりません。提督が司令塔にお詰めくだされば、わが飛行島の当直
全員もたいへん心丈夫です」 スミス中尉は、提督が悪夢におびえて睡られなくなった....
「空襲警報」より 著者:海野十三
は集った。それを手頃の大きさに裂く係ができ、材料を分ける係ができ、そしていよいよ
全員が手分をして、眼張作業が始まった。紙と布とを飯粒で幾重にも隙間に張りかさねる....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
そのうち、谷崎十郎という人を主として奈良にプロダクションができたので、伊藤家食客
全員はここへ大量輸出をされたから、私も十一月から奈良で自炊生活を始めた。 この....
「キド効果」より 著者:海野十三
安駅に著くか著かない裡に、早くも警備軍の一隊がドヤドヤと車内に乱入すると、矢庭に
全員の自由を拘束してしまった。 興安嶺トンネル殺人事件! 丘助手は改めて第一....
「妖怪談」より 著者:井上円了
お断りをいたしました。ところが彼らが言うには、「ここで妖怪談をして下さるならば、
全員こぞって寄付に御賛成申すが、もし話して下さらぬならば、われわれも不本意ながら....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
会を終ると私の選挙運動員は大挙して馬島※事務所を襲撃、大乱闘となり、私の運動員は
全員検挙された。残ったのは私と事務長の山花秀雄君(現社会党代議士)の二人であり、....