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「全壊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

全壊の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天災と国防」より 著者:寺田寅彦
ある友人は国辱中の大国辱だと言って憤慨している。ちょっと勘定してみると普通家屋の全壊百三十五に対し学校の全壊一の割合である。実に驚くべき比例である。これにはいろ....
超人間X号」より 著者:海野十三
るいおこして、怪しい機械人間のあとを追いかけた。 怪物は、階段をあがると、例の全壊《ぜんかい》に近い大広間の壁の大穴をくぐって、外にでていった。そしてどんどん....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
死者 二四一、三〇九名 負傷者 三一四、〇四一名 家屋全焼全壊 二、三三三、三八八戸 家屋半焼半壊 一一〇、九二八戸 罹災者 八....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
工場地帯を南進中” “被害|遂にニューヨーク市に波及。高層建築地帯は昨夜のうちに全壊” “不可視戦車の音を聞くの記――特派決死記者アーノルド手記” “不可視戦車....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
、名刺を一枚だして、それに日附と時間とを書きこみ、それから裏面に「横浜税関倉庫ハ全壊シ、着荷ハ三分ノ二以上損傷シタルモノト被存候」と報告を書きつけた。それをすぐ....
落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
など通りすがりに眺める度に茫然とするのでした。その屋敷は戦前人手に渡り水害のため全壊し、又空襲でわずかにのこった門番小屋や大門も焼けてしまっておりました。園遊会....