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「八十八夜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八十八夜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪の白峰」より 著者:小島烏水
い)は、名高いものであるが、甲府方面からは、富士の「豆蒔小僧」というのが見える、八十八夜を過ぎて、豆を蒔く頃になると、あの辺の農夫は、額に小手を翳して、この小僧....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
。林には金蘭銀蘭の花が咲く。ぜんまいや、稀に蕨も立つが、滅多に見かえる者も無い。八十八夜だ。其れ茶も摘まねばならぬ。茶は大抵葉のまゝで売るのだ。隠元、玉蜀黍、大....
ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
なはかない状態で馬場とのつき合いをもつづけていたにちがいないのである。ところが、八十八夜。――妙なことには、馬場はなかなか暦に敏感らしく、きょうは、かのえさる、....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
います。その浪人者が離家へいつくようになってからひと月ほどたった後。……なんでも八十八夜のすぐあとのことでした」 「総領の甚之助が死んだのはいつだっけな」 「…....