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「八十八箇所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八十八箇所の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
長者」より 著者:田中貢太郎
長者は老僧の詞に驚いて、其の日から家を出て、弘法大師の巡錫していると云う四国八十八箇所の納経所納経所を目的に尋ねて往った。 そして、初めには納経所の順を追....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
南は果しもない大洋を控え、暖い明るい光を浴びる島国であります。四国といえば昔から八十八箇所巡礼の国で、桜や菜の花が咲き乱れる頃、諸国から集るお遍路の白い姿が道を....
寺町」より 著者:岩本素白
うなところもある。 そういう低みにはきっと小さな寺があって、その門前には御府内八十八箇所第何番という小さな石が立って居るのである。その又寺の裏には更に細い横丁....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
「いえ、私は世帯を持って居りまして日々修行をいたす身の上では有りませんが、四国の八十八箇所、卅三番へもお札を打ちまして、漸く江戸へ帰って参りましたが、何うか江戸....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
んな話は幾らでもありますから、もういいかげんにして置きましょう。四国などは大師の八十八箇所もあるくらいですから、この突きさした杖に根が生えて、だんだん成長したの....