八千[語句情報] » 八千

「八千〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八千の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
の加えた註釈なのです。―― 詩人トック君の幽霊に関する報告。(心霊学協会雑誌第八千二百七十四号所載) わが心霊学協会は先般自殺したる詩人トック君の旧居にして....
金将軍」より 著者:芥川竜之介
ん》に妓生《ぎせい》桂月香《けいげつこう》を寵愛《ちょうあい》していた。桂月香は八千の妓生のうちにも並ぶもののない麗人である。が、国を憂うる心は髪に挿《さ》した....
夜行巡査」より 著者:泉鏡花
一式の法則あり。交番を出でて幾曲がりの道を巡り、再び駐在所に帰るまで、歩数約三万八千九百六十二と。情のために道を迂回《うかい》し、あるいは疾走し、緩歩し、立停《....
天守物語」より 著者:泉鏡花
す。……餌の儀でござんすがね。 撫子 はい、それは白露でございますわ。 葛 千草八千草秋草が、それはそれは、今頃は、露を沢山欲しがるのでございますよ。刻限も七つ....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
く。侍女等が捧出でて位置を変えて据えたるは、その白き方一脚なり。 僧都 真鯛大小八千枚。鰤、鮪、ともに二万|疋。鰹、真那鰹、各一万本。大比目魚五千枚。鱚、魴※身....
貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
低く灰汁を漲らして、蒼穹の奥、黒く流るる処、げに直顕せる飛行機の、一万里の荒海、八千里の曠野の五月闇を、一閃し、掠め去って、飛ぶに似て、似ぬものよ。 ひょう、ひ....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
取棄てて大事ない鐘なら、お前様のお手は待たぬ……身内に仰せまでもない。何、唐銅の八千貫、こう痩せさらぼえた姥が腕でも、指で挟んで棄てましょうが、重いは義理でござ....
紅玉」より 著者:泉鏡花
翫した験がない。鳳凰の髄、麒麟の鰓さえ、世にも稀な珍味と聞く。虹の目玉だ、やあ、八千年生延びろ、と逆落しの廂のはずれ、鵯越を遣ったがよ、生命がけの仕事と思え。鳶....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
する範囲では、私の活動写真傍観史はこの時に始まるようである。 湊川神社の近くに八千代座というのがあつた。(大黒座というのもあつたように思うがどうもはつきりしな....
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
ではありませんけれど、この土地には、――御覧なさい、お城の奥の野の果の黒い山に、八千坊といって、むかし、数知れず、国一杯に荒廻った天狗様を祀り籠めた処があるんで....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
アイルランドはこれを除く)、大教正の年給、一人は一万五千ポンド(わが金およそ九万八千円)、一人は一万ポンド、英国所領地にある僧侶の数は、教正六十五人、平僧三千四....
西航日録」より 著者:井上円了
ガーヒルをさること百二十マイル以上ありという) 第二、カンチェンジュンガ峰(二万八千百五十六フィートにして前にすでに記せり) 第三、ジャヌー(Janu)峰(二万....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ル、百二十万千七十人 (三) クイーンズランド州、六十七万五百方マイル、四十九万八千百二十九人 (四) サウス・オーストラリア州、九十万三千六百九十方マイル、三....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
なくてはなりません。日本は狭き領土において資源少なく、その中に、賠償を払いながら八千四百万の人間が生きて行かなければならぬのであります。これがためには、自由党の....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
紙器はいま、年間売上げ七十億円、十五の工場と千七百名の従業員を持ち、月間使用原紙八千トン以上の会社に成長した。 パッキング・ケースは、アメリカではいまや自動車....