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「八百万の神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八百万の神の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
生まれると言った人があった。日本のような多彩にして変幻きわまりなき自然をもつ国で八百万の神々が生まれ崇拝され続けて来たのは当然のことであろう。山も川も木も一つ一....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
、戸隠神社、天満宮、戎、大黒、金比羅、三宝荒神、神農様、弁財天、布袋、稲荷様等、八百万の神々たちが存在された。朝夕に燈明と、水と、小豆と、洗米を供えてまわるのが....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ございますまい。私達とて矢張り御神前に静座して、心に天照大御神様の御名を唱え、又八百万の神々にお願いして、できる丈きたない考えを払いのける事に精神を打ち込むので....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
に罹って居る。無論ここにいう天使は、西洋式の表現法を用いたまでで、日本式でいえば八百万の神々である。くれぐれも読者が名称などに捕えられず、活眼を開いて、この貴重....
札幌まで」より 著者:寺田寅彦
の麓に展開する山川の実に美しい多様な変化を味わっていると、どうしても日本はやはり八百万の神々の棲処であり、英雄の国であり、哲人の国であり、食うことと飲むことの外....
霊感」より 著者:豊島与志雄
こと、つくしのひむかのたちばなのをどのあはぎはらに、みそぎほらひたまふときに……八百万の神たちを念じておいて、それから次に、塩を撒きながら、「心身清浄の祓」を唱....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
まゝころりと寝た様子でござります。お町は漸く安堵して、其の夜は神仏へ願掛けて、「八百万の神々よ、何卒夫文治郎に逢うて敵を討つまで、此の命を全うせしめ給わるように....
春雪」より 著者:久生十蘭
も典侍に上っているという神道《シンドー》イズムのパリパリで、柚子の家の神棚には、八百万の神々のほかに、神格に昇進した一家眷族の霊位《れいい》が、押せ押せにひしめ....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
の片隅にちぢこまってこれから先幾年、夫をだまし、息子をだまし、日本をだましたあの八百万の神々を恨み続けのろい続けるであろう。だが八百万の神々は実在ではなく、元来....