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「八部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:芥川竜之介
遣《つかわ》すよりも、六牙象王《ろくげのぞうおう》の味噌漬《みそづ》けだの、天竜八部《てんりゅうはちぶ》の粕漬《かすづ》けだの、天竺《てんじく》の珍味を降《ふ》....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ような形が、さまざまに変化するのを認めます。十二神将が十二神将にとどまらず、二十八部衆にまで変化するのを認めます。 槍を挙げて、あ、と言って散指《さんし》の形....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
転」、「無常の車」、「ままよ、どうあろうと」、「むなしさよ」、「一瞬をいかせ」の八部に分類した。もちろんハイヤームが最初の写本を友人に示した当時にはこのような配....
十二支考」より 著者:南方熊楠
オト(両舌ある大蜥蜴《おおとかげ》)の棲める大樹下に、帝釈《たいしゃく》以下天竜八部を聚《あつ》めて説法せし時、余食《くいのこし》をトラクオトに与え、この蜥蜴は....
十二支考」より 著者:南方熊楠
けんだつば》、阿修羅、金翅鳥《がるら》、緊那羅《きんなら》の最後に列《なら》んで八部を成す。いずれも働きは人より優《まし》だが人ほど前途成道の望みないだけが劣る....
十二支考」より 著者:南方熊楠
つてアラブ馬が女人に接したまま身を清めぬ主人を拒んで載せぬを見たという)。仏教の八部衆天竜|夜叉《やしゃ》の次に、乾闥婆《カンダールヴァ》あり最末位に緊那羅《き....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
から民主的に選出する。 このプランに従って上述の七部門および綜合一部門を加えて八部門からそれぞれの関係する学界、協会を選挙母体として一〇八名の刷新委員が決定し....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の力に充ち満ちていました。 いい形です。運慶の刻んだ神将だの、三十三間堂の二十八部衆のうちに、まさにこれに類する形がありまして、わが宇治山田の米友がこういうい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
財宝を打ち出す槌とのみ心得らるるに及んだと見える。『仏像図彙』に見る通り観音二十八部衆の満善車王も槌を持ち、日本でも叡山の鼠禿倉の本地毘沙門《ほんじびしゃもん》....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
腕とによる悠揚せまらぬ写実の妙諦に徹底している。 又一方には興福寺の十大弟子や八部衆のような近親感の強い純写生に基く諸作もあり、写生の極まるところ行信僧都や、....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
護法である。本来は仏法を守護するもので、所謂梵天・帝釈・四大天王・十二神将・二十八部衆などいう類みな護法善神である。その護法善神に使役せられて、仏法護持に努める....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
らぬ。その方法が実に奇々怪々で抱腹絶倒せざるを得ないのです。 。だからこの八部衆の悪神と合戦をやってその悪神等を殺戮してその降霰を防禦しなくてはならないと....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
書目表による)、 日本の言語・文学に関するもの 十八部 シナの言語・文学に関するもの 七十七部 インド....
三国志」より 著者:吉川英治
けているところがある」 「八門とは」 「名づけて休、生、傷、杜、景、死、驚、開の八部をいい、生門、景門、開門から入るときは吉なれど、傷、休、驚の三門を知らずして....
三国志」より 著者:吉川英治
そういって、すこしも意をうごかさなかった。 魏の総勢が遠く退いた後、孔明は八部の大軍をわけて箕谷と斜谷の両道からすすませ、四度祁山へ出て戦列を布かんと云っ....