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「公会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出世」より 著者:菊池寛
、ほとんど口を利かなかった。職務の上でもほとんど口を利かなかった。劇場や、寄席、公会場の下足番などが客の脱ぎ放した下駄を、取り上げて預かるようになっているのと違....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
調査係募集。学歴年齢ヲ問ワズ。活動的人物ヲ求ム。某財閥直営会社。本日午前十時中央公会堂二階別室ニテ面会ス」という広告を見て、中之島の中央公会堂へ出掛けたところ、....
土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
に、井村は、坑口にまで上ってきた。そして検査官が這入って来るのを待った。川の縁の公会堂附近に人がだいぶ集っている気配がして唄のようなものがきこえてきた。 今日....
海底都市」より 著者:海野十三
ず僕は感嘆《かんたん》の声を放った。 なんという気持ちのいい室であろう。室は小公会堂《しょうこうかいどう》ぐらいの大きさであるが、まるで卵の殻《から》の中に入....
暗号数字」より 著者:海野十三
9□□ □74□ ――――― □□4□ ※富山市公会堂事務所ニ置カレタル「オルゴール」時計ノ文字盤。商標ノトコロニ星印アリ □....
宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
到する観客を収容し切れない、という盛況だった。それで第五回目からは、中之島の中央公会堂で公演することになった。 その他にも、鐘淵紡績慰安会、愛国婦人会慈善会、....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
道による東京会館と、高橋による帝劇会館との連絡を左右に結び、中央帝劇をして国際的公会堂の性質を持たせ、集会宴席は勿論、公共的であり、倶楽部的であり、個人および国....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
の場所が此処なので、虎公園の名があるのだそうだ。義憤の念を禁じ得ないではないか。公会堂をも見た。この公会堂に於て故伊藤博文公が、ハルビン駅頭で鮮人に暗殺される三....
印度の詩人」より 著者:国枝史郎
光に来た。それを招待してタゴールを日本中へ紹介したのは大阪朝日新聞社で、天王寺の公会堂で、タゴールの初御目見得と第一声とを発表した。その時わたしは同社の若い記者....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
した。 御前揮毫の栄には、その後二度浴しました。大正六年に京都行啓の砌、京都市公会堂で、梅の木を配して鶯の初音をきいている享保時代の娘を描きました。初音と題し....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
……」 賀川市長の就任演説はもう少し長かった。しかし、新聞記者が欠伸して、中央公会堂から出て行ったので、話はここで切れている。 賀川市長が、中央公会堂の就任....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
才(拍手) 三、最後の演説 一九六〇(昭和三十五)年十月十二日 日比谷公会堂・三党首立会演説会 諸君、臨時国会もいよいよ十七日召集ということになりま....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
六、鍛え上げたガラガラ声 沼は演説百姓よ 汚れた服にボロカバン きょうは本所の公会堂 あすは京都の辻の寺 これは大正末年の日労党結党当時、友人の田所輝明君が....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
住居したという旧市街ウラジミロフカへの往還である。私たち二、三人は博物館の参観、公会堂での観光団歓迎会へ臨む前のほんの小閑をぬすんで、その旧市街見物と出かけたの....
むかでの跫音」より 著者:大倉燁子
った後の事でした。新生寺さんがふらりと私を訪ねて来られたのは――。その前にも度々公会の席上などで逢ったことはあるんですが――、その晩のようにお互が、心の扉を開い....