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公僕
「公僕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
公僕の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
》の府となる昔|所謂《いわゆる》お役人様、今の所謂官員さま、後の世になれば社会の
公僕とか何とか名告《なの》るべき方々も出た。商賈《しょうこ》も出た負販《ふはん》....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
あり、小さい子供の母である早船ちよが、「峠」「二十枠」「糸の流れ」「季節の声」「
公僕」など、次々に力作を発表しはじめている。早船ちよは、「峠」の抒情的作風からは....
「明瞭で誠実な情熱」より 著者:宮本百合子
いるように。主権在民の憲法に天皇という特種な一項目があって、新聞では大臣も天皇も
公僕であるといいながら身分上、経済上そして政治上の特権は十分たもたれているという....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
しての人民生活、市民生活への奉仕という近代民主主義の要素とはちがったものです。「
公僕」という言葉が、民主日本になったからいわれはじめたけれど、その「公」というも....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
署員に若い人が多く、横暴な目に余るような言動が多いと云ってみんなこぼしています。
公僕として親切であるべき人達がこんな事でよいものでしょうか。私は敢えて抗議する訳....
「アメリカ人に問う」より 著者:三好十郎
よって公吏をえらびだし、それに公けのことを執行する権利を委託する。公吏は国民の「
公僕」として委託された権限内において国政をとる。戦時においては軍事がもっと大きな....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
、しかしその政府は私たちの依託機関で、首相以下の役人は、私たちが政治を託している
公僕なのだ。だのに私たちには、どうもまだお上まかせの悪グセがついている。それと狭....