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「公共事業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公共事業の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
人はスコットランドのグラスゴーの機屋《はたや》の子でありまして、若いときからして公共事業に非常に注意しました。「どこかに私は」……デビッド・リビングストンの考え....
巡査辞職」より 著者:夢野久作
に辞職して故郷の山寺に帰ってしまった。惜し気もなく頭を丸めて父の僧職を嗣ぎ、村の公共事業なぞの世話を焼き始めた。 「あの時の辛かった事を思うと今でもゾッとして夢....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
い浮べて、ツバキをひっかけてやりたいような気持ちだった。ヘエー何が慈善だよ、何が公共事業だよだ。夕方になると、朝から何も食べていない二人は、暗い部屋にうずくまっ....
鬼涙村」より 著者:牧野信一
にあきれるのだ。――「だが、しかし万豊の芋畑を踊舞台に納得させるのはれっきとした公共事業だ。堀田君と僕は、先ずこの点で敵の虚を衝《つ》き……」と彼はふと私たちに....
一つの思考実験」より 著者:寺田寅彦
ゆる重要事項の正確な報道紹介や、災害の防止に関する適切な助言や注意を提供し、また公共事業に対する問題を提出して最善の方案を公衆に求める事を努めなければならない。....
怪星ガン」より 著者:海野十三
「いいえ、市民の健康を保つために、市民がたべたいと思う果物を市民に渡すことは、公共事業ですから、損ではありません」 「ついでにおたずねしますが、この町で売って....
社会時評」より 著者:戸坂潤
市電従業員の日給は元来可なりに高すぎたから減給するのは当り前ではないかとか、苟も公共事業である市電でストライキをやるなぞは非国民この上もないとか、相不変のヨタ捏....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
っとうまくやるには国を富ますことが先だという観念すら起さしめない。従っていかなる公共事業も政府に期待することが出来ず、そしていかなる個人資産家も、資本所有を意味....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
念は原理となる。二二三 「自由放任」の証明は与えられていない。認識されない例外、公共事業、自然的必然的独占、社会的富の分配。二二四、二二五、二二六 用役の交換価....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
事を思い浮べて、ツバキをひっかけてやりたくなった。 へエ! 何が慈善だよ、何が公共事業だよだ。 夕方になると、朝から何も食べない二人は暗い部屋にうずくまって....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
を及ぼさないものでなければならぬことが、わかる。かかるものとしては、一切の種類の公共事業、すなわち道路、橋梁、鉄道、運河等の建設及び修理がそれであり、また今日で....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
につき同意語、動詞の変化、疑わしき慣用法等を、歴史科においてウ州要覧につき官署、公共事業、選挙、人口等郷土に関する諸統計を、綴字科において辞書につき専門語の意義....
祭の夜」より 著者:平林初之輔
ど》をしてまでにぎりつめおりしこと気の毒にたえず候、島田の所有せし現金は、いずれ公共事業のため適当に処置|仕《つかまつ》るべく、勝手ながら処分かたご一任下された....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ばかりしたがるし、商売人の品物を買っても確実と信用すべき者は殆《ほとん》どなし、公共事業に従事する者が更に公共の利益を図る心がない有様《ありさま》だ。外の事はと....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
。 一尺祝いが悪いと言うのではない。問題はそれをどんなに使うかにある。どしどし公共事業に出すのなら偉い。貧乏人に与えるのなら感心だ。 しかし苦労してためたも....