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「公妃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公妃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
・クープ・テートは怪物であるとするも、しかしルーヴォア侯ほどではなかった。私は大公妃にして女王であったマリー・アントアネットをあわれに思う。しかし私はまた、ルイ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
に見える噴火口の火炎、熱狂せる南部、混乱せる西部、ヴァンデ地方に潜んでるベリーの公妃、密計、陰謀、反乱、コレラ病、すべてそれらの事変の陰惨な騒擾《そうじょう》が....
貞操問答」より 著者:菊池寛
かれ、バルコニイ近い豊かなソファに、軽い紗のアフタヌーンを被た夫人が、あだかも大公妃のような態度で、彼女を待っていた。 新子は、準之助氏と一しょに散歩に出たこ....
だいこん」より 著者:久生十蘭
なら電話でお礼をいってすましてしまう。ヨーロッパにいるときだって、ユゥジェンヌ大公妃の夜会かパリ伯爵の大舞踏会ででもなければ、じぶんで答礼に行くようなことはなか....
墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
ない思いがする。 二人の話によると、エレアーナ王女は、大叔母のマラコウィッチ大公妃のとりなしで、巴里の市外にある、サント・ドミニック修道院に入って、そこで死ん....