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公庁
「公庁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
公庁の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国際民婦連へのメッセージ」より 著者:宮本百合子
織力によっておされているからです。最も退嬰的であると考えられていた教員、全逓・官
公庁の職員も婦人をこめて今は前線に進んでいます。農民組合は日本全国にわたって供出....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
その本質にふさわしく買収の方法もとっている。一般市民の過重な課税に対する抗議と官
公庁勤務者たちの生活安定のためのたたかいとは互に共通な生活擁護の必然を理解しあっ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
官も宮内官吏も含んでいる。そればかりではなく、所謂官吏だけではなく一般の公吏や官
公庁の雇員までも含むことが往々だ。とに角広くお役人又はお役人に準じるものを、法律....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ンは、晩まで働いている民間の労働者に較べて、甚だ社会的に不当だという考えから、官
公庁の夏季執務時間を民間の銀行、会社並みに改めることの可否に就いて、各方面に賛否....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
であった。豊雄は、「あな恐し」と云って内に隠れた。女は豊雄を追って往って、「君|
公庁に召され給うと聞きしより、かねて憐をかけつる隣の翁をかたらい、頓に野らなる宿....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
、積極的に十一通の檄文を書いて、幕府の要路及び代表的宗教家に送って、正々堂々と、
公庁が対決的討論をなさんことを申しいどんだ。 これは憂国の至情黙視しておられな....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
の明ける迄、愉快そうにイエスを嬲り物にした。 やがて夜が明けて朝となった。羅馬
公庁ピラトの邸へ、カヤパ達はイエスをしょびいて行った。 それは金曜日にあたって....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ったに朝に出ることもないらしい。社交上のやむない向きへは、執事の高ノ師直をやり、
公庁の時務には、もっぱら弟の直義が出むいて事にあたっている。しきりと高氏へ接した....