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公等
「公等〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
公等の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
の食い方である。吾輩は謹《つつし》んで有名なる金田君及び天下の勢力家に忠告する。
公等《こうら》の他をあつかう事、坊ばの茶碗と箸をあつかうがごとくんば、
公等《こう....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
るのは榊原職充であるが、総攻撃令近づくや先登したくて堪らず、鍋島勝茂に向って、「
公等は皆陣を布いて柵を設けて居る。我等は軍目付の故をもって寸尺の地もないが、愚息....
「運命」より 著者:幸田露伴
曰く、兵の事は進ありて退無し。勝形成りて而して復北に渡らば、将士解体せざらんや、
公等の見る所は、拘攣するのみと。乃ち令を下して曰く、北せんとする者は左せよ、北せ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
限リ其主人ノ存意ニ任セ虐使致シ候ハ人倫ニ背キ有マシキ事ニ付古来制禁ノ処従来年期奉
公等種々ノ名目ヲ以テ奉公住為致其実売買同様ノ所業ニ至リ以ノ外ノ事ニ付自今|可為《....
「『土』に就て」より 著者:夏目漱石
住んで居るという悲惨な事実を、ひしと一度は胸の底に抱《だ》き締《し》めて見たら、
公等の是から先の人生観の上に、又
公等の日常の行動の上に、何かの参考として利益を与....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一覧を乞はばやと存じ候。 それとは別の方面なれど、白河に於ける楽翁公、山形の鷹山
公等について同行の奇士より種々逸伝評論を聞き、大いに啓発を蒙り候点も有之候へ共、....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
然に取消さりょうと考えて、この事を土州総督へも十分に通告したので、それを山内容堂
公等にも十分斡旋せられた結果、五月下旬を以て改めて寛典の御沙汰となって、定昭公は....
「鐘ヶ淵」より 著者:岡本綺堂
退っている三上と大原とを呼び近づけた。 「福井はどうしても見届けたというのだ、貴
公等はたしかに見なかったのだな。」 「なんにも見ません。」と、三上ははっきりと答....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
四ツ本は、八郎太の鋭い気配に押されまいと、身構えた。
「食禄を離れた以上、貴
公等一存の指図を、受ける訳がない――」
「食禄を離れた上は、指図を受けるも、受け....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
? それだけさ何もありはしないよ。隠居はこれで大切さ。さあ、今書いたこの手紙を貴
公等の親方、プラスビイユ君の所へ持て行くんだ。オイ、クレマンスや、ポロニャス殿を....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
徒二 控えろ! 正義を行うに何が乱暴だ! 今井 正義? これが正義か? では尊
公等は全体どこの何と言う方だ? それが聞きたい。 徒一 ええい、われわれは筑波党....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
徒二 控えろ! 正義を行なうに何が乱暴だ! 今井 正義? これが正義か? では尊
公等は全体どこの何という方だ? それが聞きたい。 徒一 ええい、われわれは筑波党....