六感[語句情報] » 六感

「六感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六感の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球盗難」より 著者:海野十三
常に僕の心を惹きつけるところがあるのでネ、それでフラフラとやって来たのだ」 「第六感というところだネ」 「そうかも知れない。まあそんなわけで、この村には興味ふか....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
容易ならん奴だぜ」 渡辺刑事は重ねて云った。 「うん、それ程でもないが、僕は第六感と云うのか、どうも奴がたゞの窃盗ではないような気がするのだ。殊によったら何か....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
いねいにはいっていた。もちろんそれを開く方法も記されてあった。 キンちゃんの第六感は、するどく命中したのであった。 「キンちゃんは、すごいんだね。見直したよ」....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
もん》の大事件に発展するのではなかろうか。これは永年探偵等をつとめて来た帆村の第六感であった。 それから第三に、お化け鞄と、赤見沢博士が電車の中で後生大事に抱....
金属人間」より 著者:海野十三
すから」 「なるほど」 「検事さん。ここの主人は、どうもくさいですよ。わたしは第六感でそう感じているんですが……」 といっているとき、とつぜん室内で大きな声が....
神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
しい。人の気勢が感じられない。紙魚《しみ》くさい匂いばかりが匂って来る」すなわち六感で感じたのだろう。「さあさあ、向こうの建物へ行こう」 そこで七人また潜行し....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
、その巡査を押しのけて前へ出て応接したのが、ここにいる甲野巡査です。甲野巡査の第六感の手柄ですよ。ははは」 「署長さん、第六感なんて、そんなものじゃないのです。....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
えした。「敵機襲来なんですか?」 「うん」K中尉は、首を上下に振った。 「俺の第六感は外れたことがないのだ。それにしても、もう午前三時を過ぎた頃じゃろうが……」....
火葬国風景」より 著者:海野十三
枠写真を見たときに、どうして彼奴のことを思い出したのであろうか。それはいわゆる第六感というものであろうが、不思議なこととて気になった。しかし後日になってその不思....
貞操問答」より 著者:菊池寛
出せば、すぐ僕に分りますよ。」 「だって、私が居りますのが……」 「そりゃ、僕の六感。」と、木賀は、いよいよ事もなげに笑った。新子も笑いながら、 「こわい六感で....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
と云いながら過ぎ行く駕籠と馬の後をじっと紋太郎は見送ったが、ハイカラにいえば六感の作用、言葉を変えればいわゆる直覚で、その奇妙な一行が紋太郎には気になった。....
怪獣」より 著者:岡本綺堂
とかいうほどの価値はないのですが、肝腎の話はこれからですよ。あなたは新聞記者で第六感が働くでしょうが、かの娘たちが俄かに淫蕩な女に生れ変った原因はどこにあると思....
暗号数字」より 著者:海野十三
スターを取りだした。解いてみると、果してジョナソンと署名が印刷してある。帆村の第六感はうまく的中した。 帆村は、そのポスターを壁に貼ると、ゲーム取に向って、な....
魔性の女」より 著者:大倉燁子
い。奥さんぎりだったら僕はとうに自殺してしまってらあ」 「私には第七感どころか第六感も働かない、平々凡々で何にもわからないから、そこがあなたには肩が凝らないし、....
黒猫十三」より 著者:大倉燁子
「しかし、トミーは迚も兄思いなんですよ。僕の仕事をよく助けてくれるんです。女は第六感の働くものですからね、随分役に立つ事があるんですよ。君もひとつ、妹と一緒に僕....