六阿弥陀[語句情報] » 六阿弥陀

「六阿弥陀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六阿弥陀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黄泉から」より 著者:久生十蘭
、 「ええ、あたくし、きょうこの先の宋林寺へお墓まいりにまいりましたのよ。いつも六阿弥陀のほうから帰るのですけど、きょうはなにげなく長明寺のほうへ曲りますと、す....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
ここの家主《おおや》さんはどちらですい」 文次がとぼけた顔できいた。 「向島|六阿弥陀《ろくあみだ》の辻善六《つじぜんろく》殿だ」 「して、あなたはどうしてこ....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
ゃ間に合わない。駕籠《かご》だ、駕籠だ」 多町《たちょう》の辻から駕籠に乗り、六阿弥陀《ろくあみだ》の通りを北へ一町、杉の生垣を廻した萩寺の前へ出た。 地境....
式部小路」より 著者:泉鏡花
部の藤より紫濃く、納言の花より紅淡き、青柳町の薄紅梅。 この弥生から風説して、六阿弥陀詣がぞろぞろと式部小路を抜ける位。 月夜烏もそれかと聞く、時鳥の名に立....
放水路」より 著者:永井荷風
か》にしない。 大正三年秋の彼岸《ひがん》に、わたくしは久しく廃《よ》していた六阿弥陀詣《ろくあみだもうで》を試みたことがあった。わたくしは千住の大橋をわたり....