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共和制
「共和制〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
共和制の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ずる筈《はず》はない。この「我我の利益」の代りに「天下の利益」を置き換えるのは全
共和制度の※《うそ》である。この※だけはソヴィエットの治下にも消滅せぬものと思わ....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
雄で、ワーテルローの背景をすぐ眼に浮べるほど立派なおかたと思っていたのだけれど、
共和制をくつがえして、ナポレオン帝国をたてた矛盾が、変に気にかかって来る。こうし....
「道標」より 著者:宮本百合子
下士官が中心なのだそうだった。戦争で彼らを犠牲としたという理由で資本家と資本家の
共和制に反対し、同時に共産主義に反対している。市民同盟《ユニオン・シヴィック》は....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
いる、芸術本位の世界の中心人物である。 ところで、政治や何かだと代議制度とか、
共和制度とかでやって行けるかも知れないが、芸術の世界はそうは行かない。家元が自身....
「マリア・バシュキルツェフの日記」より 著者:宮本百合子
いマリアさえも貴族としての境遇は愚にした。「ロシアには下らない人間がたくさんいて
共和制を欲しているということである。堪らないことである。」と考えたり、それら急進....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
がある。そのうえ猫は、アングレー伯爵からはかくも軽蔑せられたが、古《いにし》えの
共和制を尊んでいた。そのために彼らの目には自由の姿が刻み込まれていた。そしてピレ....
「パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
堂を造営したりした。 しかし、タルクィニィ家はあと一代でつぶれ、ローマは新しい
共和制で支配されることとなった。紀元前五〇九年で、その頃からローマ市民は近隣に優....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
革命中に死亡が出生を超過しなかったことがおそらくわかるであろう。 知事の報告は
共和制第九年についてなされ、一七八九年と比較するということになっている。しかし出....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
であった。そしてその赤児を育つるに偉大なる保母がなければならなかった。一挙にして
共和制をくつがえして帝国を建て、民衆の声に代うるに皇帝の命令をもってし、全ヨーロ....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
するものはすべて銃殺しようとした。彼等が思い切って考えていることはようやく民主的
共和制であったのだ。国家が保護金を下付する組合であったのだ。そして彼等は、ボナパ....