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「共和国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

共和国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
は、もう、船が飽き飽きしました。」 「ゾイリア――ですか。」 「さよう、ゾイリア共和国です。」 「ゾイリアと云う国がありますか。」 「これは、驚いた。ゾイリアを....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
である。我我の社会は奴隷なしには一日も安全を保し難いらしい。現にあのプラトオンの共和国さえ、奴隷の存在を予想しているのは必ずしも偶然ではないのである。 ....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
たものといわなければなりませぬ。 今日の英国はエライ国である、今日のアメリカの共和国はエライ国であると申しますが、それは何から始まったかとたびたび考えてみる。....
近時政論考」より 著者:陸羯南
もってその一条件となす。封建遺制の錯雑を一掃して、かの宣言書にいわゆる単一不分の共和国を立つるは、日本の維新改革に近似して内部における国民的精神の発達と言うべし....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
昔の金貨。「モイドー金貨はポルトガルの往時の金貨。「セクィン金貨」は昔のヴェニス共和国の金貨。 八五 スペイン領アメリカ。――往時、中央アメリカ及び南アメリカに....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
た公爵の子息を小姓にして、あたかも十二使徒のうちの一族であり、あるいはこの静かな共和国(ヴェニス)の四人の布教師の家族であるかのごとくに尊敬され、ヴェニスの総督....
勉強記」より 著者:坂口安吾
った。 そのころ、栗栖按吉は不思議な学者と近づきになった。 この学者はゴール共和国のラテン大学校の卒業生で、言語学者であった。東洋の二十数ヶ国語に通じている....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
た。祭礼方面は土人司祭のバタチカンが司った。 ジョン少年と大和日出夫とは、この共和国の寵児として仲間の者から可愛がられたが、云うまでもなくこの二人はこの上もな....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
一人の影で覆い、卑怯者、逃亡者、反逆者と、ありとあらゆる汚名を着せられて、今度は共和国を守る、心にもない楯に変えられてしまったのです。 それにつれて、同じ運命....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
大統領夫人も亦同じく御如才なく、夫人方に握手せられておった。 流石に自由を尊ぶ共和国の光景で、一寸想像が及ばない。不思議に思ったことは、この劇場つきのロジイの....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
称せらるる点は、やや日本に似たるところあるも、教育の普及を欠き、大学の程度低く、共和国たるにもかかわらず、上下の懸隔はなはだしく、無知文盲の愚民多く、上下を通し....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
球の表面に生物は住んでおらないものと諦めていたが、よくもまア来てくれた」 火星共和国の連中は大喜びであった。火星の住民は六千の天人族に非常に親切であった。 ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国は一つ、台湾は中国の一部であります。中国においては、六億八千万の各位が中華人民共和国を作りあげておるのであります。日本はこの中華人民共和国とのあいだに国交を回....
恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
生年月日をしたため、次ぎにこんなことを書かせられました。 『私ハソビエト社会主義共和国連邦ノタメニ命ゼラレタコトハ何事デアッテモ行ウコトヲ誓イマス。コノコトハ絶....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ろん統帥は常に政治の支配下にある。決して最善の方式ではないが止むを得ない。ローマ共和国時代は、戦争の場合独裁者を臨時任命してこの不利を補わんとした事はなかなか興....