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共立
「共立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
共立の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
われるようにしたものだ。閑雅な小楼で、崖に倚って眺望の好い位置に在る。 先生は
共立学校時代の私の英語の先生だ。あの頃は先生も男のさかりで、アアヴィングの「リッ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
学ぼうとはしなかった。 成善は英語を学ばんがために、五月十一日に本所|相生町の
共立学舎に通いはじめた。父抽斎は遺言して蘭語を学ばしめようとしたのに、時代の変遷....
「ねずみと猫」より 著者:寺田寅彦
間にさえあるのかないのか自分にはわからない。かりにあるとしたところで両方の権利が
共立しない時に強いほうの動物が弱いほうをひどい目にあわせるのは天然自然の事実であ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
公卿《くげ》風の人であった。同宿に伊予人井林というありて至極の無法者たり。かつて
共立学校で賄《まかな》い征伐のみぎり、予は飯二十六椀、井林も二十一、二平らげ、両....
「落第」より 著者:夏目漱石
ったものだと更に英語をやらなければならないので、予備門へ入るものは多く成立学舎、
共立学舎、進文学舎、――之は坪内さんなどがやって居たので本郷壱岐殿坂の上あたりに....
「私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
へ入って入学試験の準備をしていたものである。 その頃、私の知っている塾舎には、
共立学舎、成立学舎などというのがあった。これ等の塾舎は随分|汚《きたな》いもので....
「現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
の二月ごろであったろうか。婦人民主クラブが第一回の創立大会をひらいた。会場である
共立講堂へニュースのライトが輝いたらしく、派手な空気は、わたしをおどろかした。婦....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
「監獄はいくらもありますよ」と、紳士は再びペンを下に置きながら云った。 「そして
共立救貧院は?」とスクルージは畳みかけて訊いた。「あれは今でもやっていますか。」....
「慶応義塾の記」より 著者:福沢諭吉
り、生徒を教道するを先務とす。よって吾が党の士、相ともに謀《はか》りて、私にかの
共立学校の制にならい、一小区の学舎を設け、これを創立の年号に取りてかりに慶応義塾....