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兵六
「兵六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵六の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
やるに勾引たア何《なん》だ」 さ「ぐず/\云わずに黙って引込《ひっこ》んでいろ、
兵六玉屁子助《ひょうろくだまへごすけ》め」 森「おや此の畜生屁子助たアなんだ」....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
将 別働第三旅団 山田少将 等の編成が行われ、諸軍合せて、歩兵は五十五大隊、砲
兵六大隊、工兵一大隊、騎兵及|輜重兵若干、それにこの戦に特別の働があった警視庁巡....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
のほかはなかった。 試みに、この戦争に参加した陸軍軍人およそ五万二百余人、屯田
兵六百余、巡査隊一万千余人、軍艦十四隻、海軍兵員およそ二千百余人と想像して見るが....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
同じく鬨《とき》を作る、入道|恵性《えしよう》驚きて周章《あわ》て騒ぐ処へ、三浦
兵六力を得て、江戸、豊島《としま》、葛西《かさい》、川越、坂東《ばんどう》の八平....
「華々しき一族」より 著者:森本薫
の人を信用することは出来ないのよ。あの人は軽薄で、嘘つきで、浮気者で、信用のない
兵六玉よ。 鉄風 中々見事な弁舌だ。しかし、例えばあの人間を此処の家から出て貰う....
「空襲警報」より 著者:海野十三
下か。――敵ながらよくも撒いたものじゃ」 「軍隊の損害は、戦死は将校一名、下士官
兵六名、負傷は将校二名、下士官兵二十二名、飛行機の損害は、戦闘機一機墜落大破、な....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
勉強しなせえ スチャラカ チャカポコ チャカポコ スチャラカ 稲葉の
兵六《ひょうろく》どうしたもンだよ 腰抜け仲間のよぼよぼ親爺《おやじい》 海軍総....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
将軍の根本は実に、執政内閣に対するアブーキル戦の報告中に「わが砲弾のあるものは敵
兵六人を倒せり」と言わしめたあの性格であった。彼のあらゆる戦争の方略は砲弾のため....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
をかぶって、河原の一番前に床几をださせてドッカと腰かけた。 敵の先陣は竹腰道塵
兵六百。河を渡って斬りかかったが、敵方に斬り負け、道三は道塵を斬りすてて、血刀ふ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ましょうが、おそらくもうその家にもおりますまい」 念のためと、直ちに、使い番の
兵六、七騎をやってみたが、果たして李儒の言葉どおりであった。 そしてなお、使い....
「三国志」より 著者:吉川英治
の皮で外装した快速の中型船。もっぱら敵の大船隊の中を駆逐し、また奇襲戦に用いる。
兵六、七十人は乗る。 走舸=これは小型の闘艦というようなもの、積載力二十人あまり....
「三国志」より 著者:吉川英治
の如く、七丘の内は盆地で、よく多数の兵を匿すことができる。銅鑼鼓を持たせ、あれへ
兵六、七百を埋伏させておけば、必ず後に奇功を奏しましょう」 「誰をやればよいか」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ところが、である。 翌、十四日の早暁、ここを去った列は千葉、小山のひきいる
兵六百余と四つの輿だけで、佐々木道誉の一群は、なぜかあとに残り、ややおそく姫山を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
たのである。 天佑とはこんなことか。 その晩である。 三浦三崎の族党、三浦
兵六左衛門義勝が、おなじ陣にいた松田、河村、土肥、本間などの相模党の武士を誘って....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
比べて余りに消極的のものであった。即ちシュリーフェンが一軍団半、後備四旅団半、騎
兵六師団しか用いなかったメッツ以東の地区に八軍団、後備五旅団半、騎
兵六師団を使用....