兵具[語句情報] » 兵具

「兵具〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵具の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
花吹雪」より 著者:太宰治
好まず。 十三、旧き道具を所持せず。 十四、我身にとり物を忌むことなし。 十五、兵具は格別、余の道具たしなまず。 十六、道にあたって死を厭わず。 十七、老後財宝....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
うなものです。 おまけに、長押《なげし》には槍、棒、薙刀《なぎなた》のような古兵具《ふるつわもの》が楯《たて》を並べ、玄関には三太夫のような刀架《かたなかけ》....
南国太平記」より 著者:直木三十五
村田平内左衛門 宗門方書役 肱岡五郎太 小納戸役 伊集院中二兵具方目付 相良市郎兵衛 同人 弟 宗右衛門 無役 ....
痀女抄録」より 著者:矢田津世子
るわけである。刺繍芸術には、その後、次第に日本人独特の趣が加えられて戦国時代には兵具にさえ繍をほどこすようになり、元禄の頃に至って最も洗練され、徳川時代にはこの....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あたって、いろいろなお支度を、この地でととのえおけとの御内命だ」 「馬匹、食糧、兵具、何かと大量にのぼりましょうな。足利ノ庄のご軍備は知れたもの。大蔵のおやしき....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いう箇条を挙げて、自分で贅沢を誡めているが、刀だけはべつとみえて、その一ヵ条に、兵具は格別、余の道具たしなまず と、わざわざ云い訳のように書き添えている。 ....