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「兵員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、市民の思っている以上に切迫していた。品川駅頭を出発して東海道を下っていった出征兵員一行の消息は、いつの間にか、全く不明になってしまった。 其のあとについて、....
」より 著者:海野十三
て貰わにゃならぬ。そして一台でも早く見つけたが勝じゃ。一秒間発見が早ければ千人の兵員を救う。一秒間発見が遅ければ、千人の兵員を喪う。各自は注意を払って、新兵器の....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
せるな。何でも出してこい。 ◯目下敵アメリカの発表せる損害は七十何万。これは動員兵員の六分四厘。前大戦でアメリカは八分の損害を出している。今次の戦域は前のそれに....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
な仕掛けになっていた。 「怪潜水艦が、通過中!」 という警報で、海底トーチカの兵員は、それというので、部署についた。 暗視テレビジョンが、直に活動をはじめた....
地球要塞」より 著者:海野十三
。 “――欧弗同盟《おうふつどうめい》側は、一切の戦闘準備を終了した。召集された兵員の数は、二千五百万、地下鉄道網《ちかてつどうもう》は、これらの兵員を配置につ....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
外にも、熱血児の児玉法学士も志願して、その一員にしてもらった。 下士官が十名、兵員が八十名。 山岸中尉の弟の山岸少年と、その友達の川上少年の二人が、これも志....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
のきびしい見はりのもとに演習に出たのでは、きっとまた思いがけないことで銃殺される兵員が、出ることであろう。 事実、司令官ケレンコは、対日戦の訓練のためには、部....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
とでした。 「どうも、本艦はどの辺を航海しているのか判らんねえ」 第八潜水艦の兵員室で、シャツを繕っていた水兵の一人がいいました。 「もう二十五日もたつのに、....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
地図に、刻々の報告から割りだした、敵機の進路を赤鉛筆でしるしていった。 「高射砲兵員、配置につけッ」 K隊長は緊張に赭らんだ頬に、頤紐をかけた。 兵員は、急....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
海の怪物の見学をする予定だった。 艦内では、いよいよ繋留用意の号令が出て、係の兵員は眼のまわるような忙しさだ。 午前十時四十八分、須磨明石の両艦は遂に歴史的....
空襲警報」より 著者:海野十三
照らす照空灯などが、この中隊に附属していた。それらは川村中尉の自慢のたねだった。兵員と機械とがまるで一人の人間の手足のように、うまく動くのであったから。 営門....
琵琶伝」より 著者:泉鏡花
通を抑留して、見る目を避くるを許さざりき。 武歩たちまち丘下に起りて、一中隊の兵員あり。樺色の囚徒の服着たる一個の縄附を挟みて眼界近くなりけるにぞ、お通は心か....
氷河」より 著者:黒島伝治
る見幕だった。中隊では、おだやかに、おだやかにと、兵士達を抑制していた。しかし、兵員は充実して置かなければならなかった。 二三人の小人数で、日本兵が街を歩いて....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
長は、蓄音器の把手をまわし、「碧きドナウ」をかけた。三鞭酒を抜く、機関室からは、兵員の合唱が洩れてくる。 が、こうして語るその情景を、眼に、思い泛べてもらいた....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
には一度は八十三州中六十余州の反抗を受けたのであった。 徴兵制度に依って多数の兵員を得たのみでなく、自由平等の理想と愛国の血に燃えた青年に依って質に於ても全く....