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「兵部省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵部省の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
石狩川」より 著者:本庄陸男
「貴様――いつ、その地に参った」 「一昨――その前の年でしたかな、あれは何でも、兵部省とかの仕事で」 「季節はいつじゃ、夏か冬か?」 「それが冬で――」 「冬ウ....
死者の書」より 著者:折口信夫
はないか。官位はこうぶり。昔ながらの氏は氏――。なあ、そう思わぬか。紫徴中台の、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だわ。家に居る時だけは、やはり神代以来の氏上....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
あり、鉄道のごとき不急のものを棄てて軍備をさきにせよというのであったが、弾正台も兵部省も(山県有朋《やまがたありとも》は外遊中)薩派の手中にあったことから、この....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、さらに中重ノ門までは参入したが、当然、そこからさきへは行かれなかった。供一同は兵部省側の一堂に止めおかれ、昇殿の口では、はや、宮おひとりの姿だった。 お沓取....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
通人民からも自然彼らが毛嫌いされたのも実際やむをえなかった事である。主鷹司はもと兵部省の被管で、鷹を使って鳥を捕らせる事を掌るの役所であった。したがって仏法の信....