其の折[語句情報] » 其の折

「其の折〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

其の折の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文七元結」より 著者:三遊亭円朝
って碌にお顔も見えませんでしたが、お蔭様で助かりまして有難う存じます」 主人「其の折はまた此者《これ》が不調法な詰らん事を申し貴方に御苦労を掛けまして、何《な....
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
うふじょう》ということがある、明日にも親に先立ち私《わし》が死ぬまい者でもない、其の折は私《わし》になり代って母に孝行を尽してくれられるだろう、亭主が死んで姑《....
闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
《かくばん》にて種々《さま/″\》の議論が起り、えろうやかましい世の中になった、其の折父早川三左衞門殿には正義を主張して、それはいかぬ、然《そ》ういう道理は無い....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
出来ず、怖い事も恐ろしい事もござらんが、女連ゆえ大きに心配いたし居りました、実に其の折は意外の御迷惑をかけまして誠に相済みません事で」 大「いえ/\何う致しまし....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
の条から二里でございます。六七年以前より新道が開け、道も大きに楽になりましたが、其の折は未だ道幅狭く、なだれ登りに掛ると、四方を見ても山また山でございまして、中....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
りました、きゃっと云いましたから恟りして机から落ちたとまでは覚えておりましたが、其の折何処か脾腹でも打ちましたか、それから先は夢のようでとんと解りません、暫く経....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
\私が家出をしましたのは八年あと、其の時はさぞ御立腹をなさいましたろうな」 鹽「其の折は悪い奴、主人の妹をそゝのかし、家出をいたすは不埓者と云っていたが、此の五....