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「其文字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

其文字の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
血の文字」より 著者:黒岩涙香
ッて参ります何うでも左の手へ血を附て置ねば成らぬのです、何故と仰有れば藻西ならば其文字を本統に老人が書たものと認められては大変です、自分の首が無く成ります、何う....
文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
に真気惻々人を動かす所以であって、而も陽春白雪利する者少き所以である。而して単に其文字から言っても、漢文の趣味の十分に解せられない今日に於て、多数人士の愛読する....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
かりしに、近年は日常交際の談話に公然子宮の語を用いて憚る所なく、売薬の看板にさえ其文字を見るのみならず、甚しきは婦人の口より洩るゝなどの奇談も時としてはなきに非....
百花園」より 著者:永井荷風
二階建の俗悪な料理屋がある。その生垣につづいて、傾きかかった門の廡《ひさし》には其文字も半不明となった南畝の※額《へんがく》が旧《きゅう》に依《よ》って来り訪《....