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典麗
「典麗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
典麗の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いる後方の鋼鉄扉には、はたしてどこから映ったものか、くっきりと確かな線で、しかも
典麗な若い女の顔が現われているのだった。さらにいっそう薄気味悪いことには、擬うか....
「「草紙洗」を描いて」より 著者:上村松園
の境域にはいりますと、そこには幽雅な楽器が、わたくしたちの耳塵を払って鳴り響き、
典麗高華な色彩や姿態が、鷹揚に微妙に動作いたします。それを見聴きしていますと、現....
「三国志」より 著者:吉川英治
曹操もはや四十を幾つかこえ、威容|人品ふたつながら備わって、覇気熱情も日頃は温雅
典麗な貴人の風につつまれている。時には閑を愛して独り書を読み、詩作にふけり、終日....