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兼定
「兼定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兼定の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
は? 所有主 いや、つまらぬもので。会津でござる。 座の一人 会津と申しますと、
兼定《かねさだ》? それとも、三善か若狭守か――。 所有主
兼定でございます。 ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
のの》国に、刀鍛冶の名家として並ぶ者なき上手《じょうず》とうたわれたのが、和泉守
兼定《いずみのかみかねさだ》であった。
すべて業物《わざもの》打ちは、実と用と....
「鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
まれた。 僕は新しい衫を着け、そうして新しい袴を穿いて、懐中に短刀――鎧通さ、
兼定鍛えの業物だ、そいつを呑んで轎に乗った。 (淫婦どもめ、思い知るがいい!) ....