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内廷
「内廷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内廷の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
きの廊下、玄関などは宮内省よりお持ち越しの調度で鋪設することにしてあった。どこを
内廷課の人たちの部屋に、どこを供進所に、またどこを内膳課の調理場にと思うと、ただ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
こし召されておやめになった。六条院はこの春で四十歳におなりになるのであったから、
内廷からの賀宴を挙行させるべきであると、帝も春の初めから御心にかけさせられ、世間....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の日はその儘に過ごしその翌朝十時頃から行くがよい、さすれば午後五時頃に総理大臣が
内廷散歩の際遇われるように取計ろうからということであった。
これはじきに御殿へ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
を托して、
それで永く崩れずに立っている。
そこにいる四人の諸侯を見い。今差当り
内廷を
維持して行くに有利だと思う廉々を話していた。
国内全体の政治に関した事は....
「三国志」より 著者:吉川英治
れずに終った。 彼が、孔明の遺志をついで、しきりに積極的となっていた背後には、
内廷における黄皓らの反戦的空気が、ようやく濃厚になりかけていた。 かくては維も....