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「内港〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内港の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
突貫紀行」より 著者:幸田露伴
ざ》やかなりし。 二十六日、枝幸丸《えさしまる》というに乗りて薄暮《はくぼ》岩内港《いわないみなと》に着きぬ。この港はかつて騎馬《きば》にて一遊せし地なれば、....
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
った。一時北海道の西海岸で、小樽をすら凌駕してにぎやかになりそうな気勢を見せた岩内港は、さしたる理由もなく、少しも発展しないばかりか、だんだんさびれて行くばかり....
旅愁」より 著者:横光利一
の優雅さがすでに頭に這入って来るのだった。 船が島を廻ると長方形のマルセーユの内港が、波も静かに明るい日光の中に見えて来た。船は速力をゆるめ徐徐に鴎の群れてい....
だいこん」より 著者:久生十蘭
うちにあらためてお礼に伺います」 ランチは防波堤の燈台のそばをすりぬけて横浜の内港へ入った。プールの中はたいへんな混雑で、リバァティ型というのか、貨物船の規格....