内膜[語句情報] » 内膜

「内膜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内膜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
訪れた。医師は手もなく、葉子のすべての悩みの原因は子宮|後屈《こうくつ》症と子宮内膜炎とを併発しているからだといって聞かせた。葉子はあまりにわかりきった事を医師....
時間」より 著者:横光利一
していたのである。 ところがここに逃げることを相談している一団の次の部屋では、内膜炎で舞台半ばに倒れたままいまだに起き上れない波子が一人寝ているのだ。これをど....
少女地獄」より 著者:夢野久作
く動き出しました。 「先月……十一月の二十一日の事です。姫草さんはかなり重い子宮内膜炎で私のところへ入院しましたが、そのうちに外で感染して来たらしいジフテリをや....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ないと、目だけ切り離してみにくいものなのだそうです。こう云う目の見えなさは、脳の内膜が脳膜炎と同じような状態になって、目のぐるりの神経・血管その他に故障を起させ....
子を奪う」より 著者:豊島与志雄
博士の診断を良人と母とに残らずうち明けた。平素身体が比較的弱いのは、やはり子宮の内膜の病気が原因だった。その病気は、うっちゃっておいても別段差支えないとのことだ....