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「内規〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内規の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
で、十分にもてなせると思えん」 「おききしますが、饗応費はいくらの金高と、公儀で内規でもございますか」 「何!」上野は赤くなった。 「後の人のためにもなりますか....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
なぞと一緒になって見て、はじめていろいろなことがわかりました。あの仲間には三つの内規があったと言います。幕府を佐けるもの。浪士を妨害するもの。唐物(洋品)の商法....
離婚について」より 著者:宮本百合子
みにおとされる。女教員でさえ四十一歳になった女教師は、新しく本任用しない東京都の内規がある。 離婚を要求する女性の理由のなかには、夫の乱れた生活は、妻としての....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
政府が保証しようというのである。 しかしこれは前の興業会社を独占的な株主にする内規で、うまく該事業に割り込んだ紳士達は別として、一般の株主は造らない方針だから....
火夫」より 著者:カフカフランツ
た。カルルはこうしたこといっさいをはっきりと見わけることができた。というのは、船内規則では禁止されているにもかかわらず、いつでもあちこちで渡航者としての不安から....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に居ることを許さぬ、黄色三衣を着けた僧侶でなければ此寺に居ることを許さぬ」という内規を拵えて私に示された。その時に私は「これじゃあ私は居ることは出来ませんが、こ....