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「内閲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内閲の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」より 著者:宮本百合子
私も作品発表が可能らしいという見込みで、「その年」の原稿を印刷にする前に内務省の内閲に出した。やがて、内閲から戻されて来た原稿をもって『文芸春秋』の編輯者が目白....
年譜」より 著者:宮本百合子
中国に出征させられたときであった。私は「その年」という小説を書いた。文芸春秋社で内閲に出した。そしたら各行毎に赤線が引かれて戻ってきた。線のひかれないところは「....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
験になって大変有益でした――「その年」は文芸春秋のために書いたが、内務省検閲課の内閲で赤線ばかりひかれて、発表されなかった。反戦的傾向の故をもって。 三月....