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円太郎馬車
「円太郎馬車〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
円太郎馬車の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
かなるレデーは我輩に教うる処あった。ようやく「ツーチング」という処へつく。今度は
円太郎馬車で新宅の横町の前まで来た。「どれが内ですか」と聞いた。向うに雑な煉瓦造....
「春泥」より 著者:久保田万太郎
、わたくしどもの若い時分には外に何にもたよるものがなかった。――鉄道馬車があり、
円太郎馬車があったものゝ、いまの電車のように方々すみ/″\まで四通八達はしており....
「日本橋附近」より 著者:田山花袋
向うの銀座の新しい煉瓦の街に比べてわるく陰気な大通。その中をあのラッパを鳴らした
円太郎馬車が泥を蹴立てて走って行くという有様だった。それにしてもあの日本橋から少....